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2018年1月14日 (日)

落語会『第一回年忘れ落語会』感想

『第一回年忘れ落語会』

出演:伊藤洋三郎 ゲスト:立川らく人(敬称略)
劇場:道楽亭 Ryu's Bar 2017年12/29(金)

 記:2018/1/8

 年の暮れ。
 25日が終わると、とたんに和風な年越しの雰囲気になる年の瀬の29日。
新宿道楽亭さんに、洋三郎さんの落語会を見に行きました。

出演は、洋三郎さんと、ゲストの立川らく人さん。

道楽亭さんは初めてでした。

細めの間口の中を入っていくと、バーがあり、奥のこじんまりした空間の真ん中に話をする台座?があり、30席くらいの椅子が並んでいて、少し早めに行ったから、前の方の席に落ち着けました。

たしか、話す順番は洋三郎さん⇒らく人さん⇒らく人さん⇒洋三郎さんでしたね。

一つ目の洋三郎さんの落語は…年の瀬にただ聞いて…な感じ?で、はちゃめちゃというか、時事、下〇タありのドッカンドッカンのうちに終了。

洋三郎さんのお茶目というか、めちゃめちゃなしゃべりは結構笑えました!

そして、らく人さんの落語は初体験でしたが、落語家さんの話し方というのがあるんだなぁ、とつくづく思いましたねー。

やっぱり歯切れがいい。そして、意外と早くしゃべってるんだな、と。
どうしょもない宿屋と絵描きの話が面白かったです。
面白くて笑っていて、ふっと最後の落ちが落語の醍醐味ですね。

で、洋三郎さんの二つ目の落語。

内容は、「文七元結」。

さすが役者さん!落語としてのしゃべりもある中で、セリフが役者さんでしたね。いい意味で。

なので、前半から後半にかけて、シリアスなドラマをじーっとみているような気持になりました。周りの温度がマイナスになるくらい…。

いい腕持ってる左官なのに、博打博打で今日着る着物もない状態の長兵衛。

その娘がいなくなり、後添えのなさぬ仲なのにあんないい子はいないと、娘の心配をして長兵衛をなじる後添えのお兼。

で、その娘はといえば、吉原に行き父のためにお金を作ろうとしていて…。


そんなこんなを語る洋三郎さん。

たとえて言えば、洋三郎さんがドラマ「遺留捜査」で娘を殺された父親のマジ顔を想像していただけると、その場の雰囲気がよりよくわかると思います。。

絶対零度。

長兵衛が娘を売らずに済むはずのお金を、お店のお金を落とした若者にどかんとあげてしまって、娘に悪い病気がせめてうつらないようにというシーン。

こんな内容で、やっぱり落語で、なかに笑いも織り交ぜられてたんですが。


そして、最後、まさかの大大円。

(まさかと思ったのは、シリアスドラマがどーんどーんとその陰の暗さを増していったかの時に、突然落語的な大店の旦那様が出てきて、あれよあれよの展開だったから。)

初めからこの筋を知っていれば、こんなに深刻に聞きはしなかったかも!?です。。

きっと、他の人たちは、落語的にもっと違う聞き方をしていたのではないかと思います(^^;;;。。

私、落語はど素人ですし…洋三郎さんのマジ顔はすごいですからね~。。


【文七元結の簡単あらすじ】

仕事もろくにせずに博打ですってんてんの左官の長兵衛。その娘お久がいなくなったと後添えの女房お兼が大心配し…お久は吉原の佐野槌(さのつぢ)に自ら行き、お金をかせいで父親の博打を止めたいと泣いていた。
こんないい子をもちながら!…と意見され、長兵衛は来年の大晦日までに返せば、と五十両を貸してもらえることになる。
が、帰り道、大事なお店の金を落としてしまったと、鼈甲問屋、近江屋卯兵衛の手代・文七が身投げをしようとしているではありませんか!
生きろ、生きろ。これはやる。(この間にすったもんだたくさん)で五十両を文七に押し付けて帰宅の長兵衛。
すってんてんで着物半分夫にとられたお兼が大爆発。
一方、文七から事情を聞いた近江屋の番頭⇒旦那様が(じつは文七は滞在先にお金を忘れただけで、すでにお金は戻されていた)、こんな奇特な方がおられるのかと、長兵衛の長屋に行き…五十両を返し、文七は身寄りもなく、奇特な長兵衛さんに親代わりに、と。
いつのまにかお久も駕籠で戻され、のちのち文七と夫婦になり、麹町貝坂に元結屋の店を開いたという。
ちゃかちゃんちゃんちゃん、ぴろ~
※HP「落語あらすじ辞典 千字寄席」さんのあらすじも参考にさせていただきました。



年の瀬に。

人情。

でも、ただ甘いのでなく。

うーん。
なるほど。

これは、洋三郎さんの小南さんの世界にも通じますね。


良い落語を聞かせていただきました。ありがとうございます。
帰りに良いお酒も飲みすぎました。

以上。


ちょー蛇足ですが、この話がいい話で終われたのは?

長兵衛はお金をあげてしまうのはある意味すごいけど、娘はどーすんの?

吉原のさのづちも商売があれだが、一応配慮してるんだよね。

近江屋の旦那が動かなければ、これ、かなりの悲劇になったはず。
近江屋一等賞か。

蛇足もいいとこだけど考えてしまいました。

以上2。

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