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2015年1月29日 (木)

舞台『迷探亭小南事件簿-長い友との始まりに-』感想

『迷探亭小南事件簿-長い友との始まりに-』

作:伊藤洋三郎 演出:水谷俊之
劇場:萬劇場 2015年1/14(水)-18(日)
出演:伊藤洋三郎/大竹一重/野久保直樹/服部翼/真島光平/間宮夕貴/伊藤孝太郎/大沼百合子/新納敏正/与太郎(声出演)

2015/1/15,18鑑賞 

※以下、ネタバレです。

 まずは1回目の観劇 !

 萬劇場、過去に訪れたことがあるのに、道を間違えて引き返しました。
 以前訪れた時には地図を見ながら間違えなかったのに。。とにかく無事に到着。

 翼さん宛に大きなスタンドのお花が特に目立っていて、その他お花がいっぱい飾られてました。

 席は決まっていたため番号を見ていなかったのですが、前から2列目! 
 席についてカバンやチラシを収めるところに収めてたら、歌とともに暗くなり…。

迷探亭小南事件簿-長い友との始まりに-

(以下、洋三郎さんオフィシャルサイトからの引用""内)

"東京近郊のとあるビルにあるライブ喫茶「のざらし」。
店主は犬猫探しから何でも相談に乗ってくれる迷探亭小南。

(店ではお囃子や落語も教えている)

そんな落語家と町の何でも屋という二つの顔を持つ小南の店へ
今日も誰かが悩みを持ってやって来る。"


   なんでも相談、落語もお囃子も、の小南さんのところに旧友が訪れるところから物語は始まりました。

 妻とは離婚して、息子は居場所不明。だが会いに行くという旧友。
 だがしかし、様子がおかしく、大きなトランクを預けていく旧友。

 なんだかおかしいけれど、頼みを快く引き受ける小南さん=洋三郎さん。

 洋三郎さんのこういうコミカルな感じって、ご本人様の痩身に実に合ってます。


 その旧友のお母さんが認知症。ご本人も初老で離婚して…中高年クライシスの問題です。

 そんなこんなを、小南さんの友人は一人で抱え込んじゃったわけですね、、つくづくいい友人に、いい息子を持ちましたね。現実には、家族がいても、友人がいても、こんな風に相談に乗ってくれるとは限らないので、こんな関係うらやましいっすね、とも思います。

 そして、引きこもりの青年も登場。
 青年に口を出しすぎる母親に、反抗的な顔をしながらも相談所=小南の店に青年がついてきたのは、母親がうるさいのは事実だが、だかしかし、母親を「100%」無視するのはNGだった、のかもしれませんね。気持ち的に。

 小南さんも、高い治療費の治療を断ってなくなっていった奥さんのことを忘れられず。
 好きだった落語もできなくなり…。


 小南さんの旧友のその行方は、徐々に明らかになり、大きな人間も隠せそうなトランクの中身も"事件"ではなくなります。真相がわかるまで大事件でしたが。。。

 老人問題、ひきこもり、事なかれ主義の男性像と家族との関係などなど、現代の問題が含まれ、それらが小南と友人たちの手にかかると、少しずつほんの少しずつほぐれていくのが見ていてよかった、というか、ほっとする展開でした。

 最後、まだまだ大変なことが山積みでも、友人の新しい門出をみんなで祝って、おそらく心の中で何かが動いたのであろう小南さんの…落語 ! が最後にばっちり聞けるとは。

 洋三郎さんの落語っす! 


 別れた夫婦が子供を通じて再び出会い、再縁する落語話でした。

 旦那さんの気まず気な話し方、奥さんのか細げでかわいい話し方。。。
 マジ落語プロですか、洋三郎さん。驚きととともに落語を堪能しました。


 そういえば、以前洋三郎さんもご出演された『チャリティ朗読会「新平家物語」』の感想の中で、

"朗読初参戦!とのことで、洋三郎さんの与一の物語は、とてもストレートな表現だったと思います。で、次に、とは言いませんが、いつか、複雑な心理!苦悩する人物!etcの物語の朗読も聴いてみたいと思います。"

 などと自分書いておりました。。この朗読会の後も、ひょっとしたら洋三郎さんは私の知らないところで朗読などもされていたのかもしれません!?が、私的には、上記感想の答えがここにあった! という思いを勝手に抱いてしまったわけです。勝って言って申し訳ありません!

 落語CD出たら買います。

 役者さんも皆、登場人物にはまってました。もともとこんな人たちなんじゃないかと思わせるくらい。

 大家の出戻り娘。大竹一重さんのめぐみ。今どきのパキパキしたお姉さんだけど、じつはビンビンに人情家、という感じ。

 小南の旧友、新納敏正さんの猿島。何とも言えずソフトムードで、場合によると優柔不断になってしまう夫であり父であるところが秀逸でした。本当に大人すぎる俳優さんです。

 喫茶店にくる中国人、野久保直樹さんのサイ=マツ。この人はおもしろすぎました。ちょっと中国なまりの日本語がはまりすぎ! この人のセリフで何度も場がなごみましたね。

 近所に住む、真島光平さんのマスター。大人な青年という感じ。この人の出現も場の雰囲気を和らげてくれました。

 小南に相談に来たホステス、間宮夕貴さんのマリア。顔ちっちゃ。。

 引きこもりで 大沼百合子さんの母親に強引に連れ出された、服部翼さんの勇仁君。笛、本当に吹けるんですね。すごい。神楽をやっていた、とパンフにありましたね。

 小南の旧友の息子、伊藤孝太郎さんの猿島一夫。まじめでさわやかな青年。父親に意見するところはなかなかぐっときました。

 そして、小南の洋三郎さん。コミカルで温かい小南さん。
 町内一区画にこんな人が一人いてくれたら、世の中もうすこし良くなります。
 コミカルでほっとするキャラの洋三郎さんを見ていたら、昔フジで放送の『愛の天使』をちょびっと思い出しました。(見たのは再放送なんですがね)

 とにかく細身のお体で軽やかなステップが〇。髪型も〇。


 
 最終日に2回目の観劇前、最寄り駅でパンを立ち食いして萬劇場に歩いて行ったら、食べてすぐ走った時みたいにお腹が痛くなったのは想定外、、、そんなでも、2回目も小南さんの物語を堪能し、〇なお姿も堪能し、落語も堪能させていただきました。

 物語はすでに知っているのに、場面場面の展開には1回目と同様に釘づけでした。落語の奥さんの声、かわいすぎました。再び。


 パンフにありましたが、洋三郎さんのワンちゃん、1年前になくなったのですね。17年も一緒にいていなくなってしまうのは、寂しいなんて言葉だけでは表現できないですよね。。

 私は17年前に、13年間飼っていた犬が病気で死んでしまいました。思春期という時期から大人になるまで一緒に過ごしてきたという、もはやペット以上の存在でしたね。。今でも夢に見ます。


 小南さんのワンちゃん、かしこい与太郎、ちょっと見たかったかも。

 1回目の帰りに、DVDも予約してきました。代引きで発売は4/2。まだ2か月半も!あります。

 撮影日は、私が前から2番目の列で首と肩が非常にこった1日目でした。
 2回目は少し後ろの席で、首肩は無事でしたが、前から2番目の時の方が、暗転時に皆さんがいろいろと動いている様子がより感じられて、面白かったです。
 

 萬劇場は、本当に俳優さんとの距離が短く、あますことなく舞台を堪能x1000できます。

 とにかく今はDVDの到着が楽しみ!

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