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2012年6月30日 (土)

映画『黒の天使 Vol.2』感想

『黒の天使 Vol.2』 1999年 監督:石井隆

●内容(ビデオの紹介を端折った簡単あらすじ)
 女殺し屋、魔世。そんな魔世がある日任務遂行に失敗し、この事件を機に複数の人物の運命が掛け違いもつれ合っていき…。


 魔世の天海祐希さん、立ち居振る舞いがきれいです。

※以下ネタバレ 

 黒い長いコートを着て、さっそうと。
 足首から先しか見えなくても足の運びがきれいだとわかります。

 感情的でなく、かといって冷めてるのでもなく、現状に甘んじているでもなく、いないでもなく微妙な態度の殺し屋、魔世。

 任務を遂行してもむなしい……と表現されてるんでしょうか。

 殺し屋だから銃を向けるが、その弾が別人に当たってしまい、残された遺族の運命も狂わされていく……。

 絶望、暴力。それと同時に心の底にあるけど、表向きはかすかに表現される気持ち、思いやりなどなど。


 これが石井隆監督らしさなのかなぁ。映像的には肉体が強調されているようで、話のど真ん中は精神的な、ある種、強烈な物語性。そして一筋縄ではいかないという。


 夫を流れ弾で亡くしたスズ役の片岡礼子さんが印象的でした。
 おまけに寺島進氏との体当たりなシーンや、ヤクザ達に殴られるシーンなど、本当に体張って頑張ってましたね。

 で洋三郎さんは、悪い敵役親分。
 あるヤクザ本部、下部組織の親分。最後には仲間ともども射殺され……。
 なんだか額に落ちてきそうな長めの髪が珍しい感じでした。


 私、洋三郎さんご出演の作品を見ていて、初めて石井隆監督の事を知ったのですが(あまり映画見ていなかったので)、この作品を見て、石井監督"らしさ"のようなものが、なんとなく理解できるようになったのです。(真に理解はできてないと思いますが、私なりに)
 
 前に書いた、精神性とか。


 それが、おぼろげながらにも解ると、後の作品、石井監督作品の『花と蛇』、『人が人を愛することのどうしようもなさ』をより理解できるような気がします。

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