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2012年5月26日 (土)

映画『RESET~飛びたい人々~』感想

RESET~飛びたい人々~』2001年 監督:鈴木浩介

●内容(簡単あらすじ)
 とある自殺の名所である廃ビルに偶然居合わせてしまった5人の男女。ぎごちなくも、お互いの立場や心境をポツポツと語りだす。そしてそんな彼らが最期に取った行動は……。

出演:根岸季衣、伊藤洋三郎、遠藤憲一、片岡礼子、光石研

 1回目見た時に画面が黒い!ちょっと見にくい?と思いましたが、内容の雰囲気に合わせての配色なのでしょうか。死を決意した5人の男女が、とある廃屋に集まり…。

※以後、ネタバレ

 主な設定だけ監督と決め、後は俳優さんのアドリブ! で完成した映画なんです。すごい!

 でも、1回目見た時は黒画面と同時に、アドリブ、というところに意識が行き過ぎていましたね。。

 でも!2回目見た時には、正直、俳優さん達のパワーと真剣さに圧倒されました。


 監督と職業、性格はある程度決めてたんでしょうけど、なんだか少し、俳優さん達の地の部分も含まれてるんじゃないかなと思ったり、いや、やっぱり与えられたキャラをキッチリ演じきったのかなと思ってみたり。


 洋三郎さんて、結構ソフトな性格じゃないかと勝手に想像していたけれど、ひょっとしたら違うかも!? 出来る弁護士! 結構、力入ってます。

 遠藤憲一さんは、ご本人の気さくな人柄が出ていたようです。

 片岡礼子さんは、初め会話に参加してこなかったところが、かえって若い女性らしく、自然だと思いました。

 光石研さん。渋く存在感あるなぁ。

 そして根岸季衣さん。いかにもおばあちゃん、息子と平凡に、しっかりと生きてきたお母さんという感じ。
 最後、登場人物4人が退場してしまった後、お一人で演技を続けなければいけなかったのは笑えました。いや、マジなシーンだから笑っちゃいけないんだけど……!

 全体を見て、それぞれの人物が、自分の人生を真剣に考え、語り合うところが見所だと思います。

 『リセット』のホームページには、「自殺するか、しないか」みたいに書いてあり、題材が題材なだけに、ちょっと軽薄な表現だな、と感じましたが、映画本編を見れば、あまりの真剣さにそんな気持ちは吹っ飛びます。


 ところで、、、皆さんが思わず廃屋に足を運んでしまった理由。

 ほとんどが「家族を失う」「家族との不仲」でした。

 私が真っ先に理由として思い浮かべるなら、「経済の破綻」「大病」なのですが、監督、俳優の皆さんは、きっとお仕事もばっちりあり、健康なのでしょう。


 DVDの特典に、映画本編とは別に、マルチアングル(一人の役者さんを最初から最後まで撮影した映像を一部抜き出したもの)という映像が載っていました。
 同じシーンを5人の役者さんそれぞれの表情を捉えてあり、とても見ごたえがありました。


 光石さんが片岡さんに「最期にあなたのような人に会えてよかった」というようなセリフを言って、一呼吸置いてから外へ飛び出してしまったシーン。

「あなたに…」のセリフの時には微妙に和やかな顔の弁護士、洋三郎さん。
 が、光石さんの会社員が、外に走り出した時(これは死を決意したことを意味するのね)にふと目が険しくなるところ。

 きっと5人の役者さんがそれぞれ細かいところまで演技されているのに、それが本編だとすべて見られない…。うーん、もったいない。

 最近、映画HPの方に、5人の登場人物の日常をスライドショーで見せるページを見つけました。

 根岸さんはお弁当屋さんやってるんですね。エンケン氏、本来のエンケン氏らしく(だと思う)通りがかりのおじさんと愛想よくしゃべり、ワンちゃんをかわいがり。

 洋三郎氏、ジャージ?で公園を走ってる写真。
 娘さんの事件さえなければ、平凡だけどビシバシな弁護士人生を送れたのに…な弁護士さんの日常を写す、というよりも、洋三郎さんご本人のジョギング風景みたい。いつもの僕、こんなです、みたいな。~▽~

 あの公園、どこなんでしょう。かなり広くて、気持ちよさそう。

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